約 1,389,716 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/14512.html
登録日:2011/12/25 (日) 05 25 53 更新日:2022/11/27 Sun 03 45 03NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 おっぱい お嬢様 アルセーヌ アンリエット アンリエット・ミステール ギャップ萌え クーデレ コスプレ シャロスキー ステキさん チート ドS ボヨヨンの女 ボヨヨ~ン ミルキィホームズ ヤンデレ ヤンデレットさん 巨乳 常識人 幻惑 幻惑←最近は実体化 怪盗 怪盗←コスプレ 怪盗帝国 明坂聡美 生徒会長 真のヒロイン 真面目 苦労人 銀髪 魔乳 Henriette Mystere CV:明坂聡美 『探偵オペラ ミルキィホームズ』の登場人物で、ホームズ探偵学園の生徒会長。 年齢:17歳 身長:164cm 体重:51kg 誕生日:2月27日 血液型:B型 好きなもの:探偵と怪盗の美学 嫌いなもの:美学に反する行い (公式オフィシャルファンブックより) 【アニメのアンリエットさん】 「…今の貴方たちはダメダメすぎます」 トイズを失ってダメダメになったミルキィホームズに退学を突き付けるが、三ヶ月の間にトイズを戻すことを条件に、退学を延期させる。 クールに厳しく接するが、基本的にメンバーを暖かく見守っており、時には裏から手助けしたりする。 【ゲームのアンリエットさん】 「うふふ、とんでもない…皆さんは十分に優秀ですよ。」 組織化する怪盗に立ち向かうべく、探偵グループを作ることになり、 そのメンバーにシャーロック、ネロ、エルキュール、コーデリアの四人と、指導者に小林オペラを選ぶ。 ゲームでは大分物腰柔らかで、アニメとは印象がかなり違う。 ゲームでは執事がいるお嬢様で、IDO(国際探偵機構)の通達を直接受ける等学院で一番偉い存在であり、学院長ですら彼女には逆らえない。 またミルキィホームズのメンバーにそれぞれの色のPDAをプレゼントした。 怪盗アルセーヌと似ているが、全くの別人。 実はコスプレ好きであり、アルセーヌのコスプレをした際は、ミルキィホームズとG4のメンバーから「本物みたい」「ハイクオリティ」と絶賛された。 また、けしからんおっぱいの持ち主であり、ミルキィホームズの四人には度々おっぱいに顔を埋められている。 その際の効果音は「ボヨヨン」。 * * * + うそが混じってます n ∧_∧ n+ (ヨ(*´∀`)E) Y Y * 「甘く見た事など一度もありませんわ、ミルキィホームズ」 Arsene 「怪盗帝国」のリーダーである女怪盗。そして、アンリエット・ミステールのもう一つの姿。 仮面とハート型のブローチを着け、露出度の高い衣装に身を包んでいる。 元々は無名の怪盗だったが、怪盗帝国を結成したことにより一躍有名な怪盗に。 「怪盗なら力ではなく美しさと知恵で勝負するべき」と言う持論の通り、 無闇に人を傷つけることを望まず、強盗のような怪盗のことは人間としても認めないらしい。 持つトイズは「幻惑」。 あるはずの銅像を無いように見せたり、無いはずの扉が存在するかのように見せたりすることが可能。 複数人に同じものを同時に見せる事が出来るなど、かなり強力なトイズであると思われる。 アニメ一期の最終話では幻惑を実体化させており、落雷や実体のある分身、巨大な火球など、まさにチートと言える能力になっている。 色々と謎が多いが、癖の強いスリーカードをまとめており、生徒会長時にはミルキィホームズの四人からも慕われている等、高いカリスマ性を持つ。 ゲーム版ではもう一人かわいらしい部下がいる。 対等に戦えるライバルとしてミルキィホームズ(特にシャロ)に目をつけており、アニメでは彼女達がトイズを取り戻すためにサポートしたり試練を与える。 その様はもはやヤンデレのシャロスキーの域に達している。 ネタバレ? アルセーヌ=アンリエットとミルキィホームズが認識出来たのは、彼女のおっぱいである。 そう、ボヨヨンは重要なファクターだったのだ! …まあ、その後の落下の衝撃でミルキィホームズの記憶は飛んじゃったけどね。 2期7話で探偵像を破壊した挙げ句、留置場生活を楽しんでたミルキィホームズに呆れ、 飲んだくれてたが(ちなみに酔っ払ってた為、酒を飲んでいるように見えるが実際は烏龍茶)、遂にキレた。 ゲーム版の柔らかい口調になるがアルセーヌとして学園の破壊予告をし、トイズを使いアルセーヌがアンリエットを殺害する幻惑を見せる。 (この際、幻惑のトイズから幻惑を実体化させるトイズにパワーアップしていた) ストーンリバーの反抗をきっかけに怪盗帝国の解散宣言をし、スリーカードはそれを止める為、 アルセーヌ VS ミルキィホームズ G4 スリーカード と、全てを敵に回した対決(実質ミルキィホームズは何もしてない)をする。 が、アルセーヌは無傷で圧勝。 シャロが立ちふさがるもトイズで学園ごと破壊し、どこかへ去っていった。 この2期7話のバトルシーンは、某東方不敗とその弟子のパロディなどあったが、とても熱いものであった。 また、2期5話では露出度の高い格好のせいか、変態ばっかり帝国(怪盗帝国のことです)で一番の変態と称された。 「追記・修正、期待していますわよ」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ミルキィが好き過ぎる人。かわいい。 -- 名無しさん (2014-10-07 21 24 35) 2期でミルキィの堕落っぷりにブチ切れてたけどあそこまでミルキィが堕落したのってあんたがあの貧困生活押しつけたせいなんじゃ。今までのvip待遇を止めて一般生徒並の扱いで初心から~、ってならともかく「留置所は天国!」とか言い出すような過酷な環境じゃそりゃ夢なんて追ってる余裕ありませんわ -- 名無しさん (2014-10-11 10 16 28) TDでもたまーーに出てるね、ミルキィが探偵(?)してるのを見守ってる感じが良い -- 名無しさん (2015-02-12 02 27 42) 幻惑のトイズとナルトの月読が似てると思うのはオレだけ? -- 名無しさん (2020-04-22 13 44 01) ダメダメ連呼し過ぎ -- 名無しさん (2020-09-08 20 49 00) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/regios/pages/12.html
【種別】 武芸者 元・天剣授受者 学園都市ツェルニ武芸科一年生 第十七小隊隊員 【解説】 「鋼殻のレギオス」の主人公。 ヒロインの一人であるリーリン・マーフェスと同じ孤児院に育つ。6歳の頃に孤児院の世話役であったデルク・サイハーデンにその武芸の才能を見出され、サイハーデン刀争術を修める。 最年少で、槍殻都市グレンダンにおいて最強の武芸者12人が選ばれる「天剣授受者」となった。授受者としての名前は、レイフォン・ヴォルフシュテイン・アルセイフ。 養父デルク・サイハーデンが経営感覚を持ち合わせているとは言い難い人物であったために、孤児院は困窮しており、その経済状況を改善する為に参加していた闇試合をめぐる一件でその称号を剥奪、グレンダンを追放された。 武芸を捨てようと学園都市ツェルニでは一般教養科に入学したが、戦争での勝利を目指す生徒会長カリアン・ロスの策略にはまり、武芸科に転科させられてしまい、ニーナ・アントーク率いる第17小隊のアタッカーとなる。 当初は単なる「一年で小隊入りのルーキー」くらいにしか見られていなかったものの、次第にその実力を見せつけていき、彼に教えを乞う武芸科生徒が集まるようになったり、あまり素行のよろしくない生徒にとっては恐怖の象徴として見られるほどに名を馳せた。 所持する錬金鋼は青石錬金鋼、複合錬金鋼、簡易型複合錬金鋼、鋼鉄錬金鋼。いずれの復元状態も剣(刀)と鋼糸の二形態だが、簡易型複合錬金鋼だけは剣しか復元できない。 いわゆるギャルゲー主人公体質で、作中多数の女性(リーリン、フェリ、メイシェン、ニーナ、クラリーベルなど)から好意を寄せられるものの、本人はその気持ちに一切気づいていない。日常では基本的に心優しい好青年として見られがちだが、モテることに関してしばしば妬まれることや、彼を巡った女性同士の泥沼が展開されることも。特に、フェリはレイフォンの女性関係に嫉妬しやすい。 しかし、リーリンは他の女性とは一線を画しているようで、何度かキスシーンも描かれている。 日常的な学園生活では優柔不断で勉強が苦手、しかし心優しい、どこにでもいる普通の学生。しかしいざ武芸のこととなると傲慢で冷徹な物言いが目立ち、特に、汚染獣や天剣授受者クラスの敵と相対したときは顔から感情の色が消え、人間相手でも命を奪うようなことも平然としてみせる。 グレンダンからは追い出されたため基本的にお金がなく、奨学金と都市の機関清掃のバイトをして生活している。ちなみに、一般科から武芸科に転科したのは奨学金のランクがDから授業料免除のAになるからだったことも大きかったりする。苦学生である現状とシビアだった孤児院時代からか、メイシェンの弁当で昼食代を節約したり、エドに頼みを聞く代わりに弁当をもらったりと、意外とお金には慎重…というか汚い。 サイハーデンの刀技を修めていながら、天剣授受者となって以降は剣を持つようになる。デルク曰く「罪の意識」の現れらしい。しかし、リーリンから鋼鉄錬金鋼を受け取った後は手持ちの錬金鋼全てを調整し直し、再び刀を取る。 天剣授受者中でも屈指の剄力を持ち、天剣以外の通常の錬金鋼ではあまりに密度と出力の高い剄に耐えられず、砕け散ってしまうことが何度かレイフォン自身を窮地に陥れている。更に他人の剄技の剄の流れを見抜き、自分のものにしてしまう特技を持つ。確認できる中では作中で最多の剄技を持ち、専門ではない化錬剄はおろか、「吼剄殺」などの他の天剣授受者の秘奥クラスの剄技を多数習得している。 刀剣に加え、天剣授受者リンテンス・サーヴォレイド・ハーデン直伝の鋼糸を使いこなすが、リンテンスによるとどれほど訓練しても彼の1000分の1程の腕にしかならないらしい。必殺技は溜め切り。
https://w.atwiki.jp/type74rx-t/pages/193.html
更新履歴 12/01/21/22 38VX Aceにて、セーブできない不具合を修正しました。 効果 戦闘中に、戦闘用のセルフスイッチを設定できるようになります。 バトルイベントでセルフスイッチを操作したり、条件分岐をセルフスイッチにしたとき そのバトル(戦闘中の敵グループのID)が対象になります。 例えば、同じ雑魚戦(同じ敵グループのIDとの戦闘)でも、初回だけ簡単な説明を入れ 次回からは同じ雑魚戦でも何も説明しない、といった演出が可能になります。 なお、通常版(VX Ace専用)に加えて、RGSS全バージョン(XP/VX/VX Ace)対応版も ご用意いたしております。 ご注意 このスクリプト素材は Game_Interpreter クラスの def command_111 メソッドを再定義しています。 この場所を利用者様が既に改造していたり、再定義・エイリアスした スクリプト素材を使用するときは、競合にご注意ください。 スクリプトのダウンロード txtファイル:スクリプト 1つ目:RGSS全バージョン(XP/VX/VX Ace)対応版 2つ目:VX Ace専用
https://w.atwiki.jp/3dsmh4g/pages/291.html
一覧ページはこちら 攻略ページはこちら 肉質 状態異常攻撃効果 アイテム効果 剥ぎ取り・落し物 部位破壊報酬 捕獲報酬 出現クエスト サイズ 攻撃方法 特記事項 コメント 肉質 部位 斬撃 打撃 射撃 火 水 雷 氷 龍 気絶 怯み値 エキス 頭 63(55) 63(55) 55 10(15) 20(25) 20(30) 10(15) 0 100(120) 260 赤 胴 25 25 30(35) 5 10(5) 10(15) 5 0 0 320 橙 背中 45(70) 40(65) 35(55) 15(0) 15(0) 20(0) 15(0) 0 0 120 赤 前脚(甲殻) 25(22) 30(22) 25(30) 5 15(20) 20(30) 10 0 0 180 後脚(甲殻) 40 40 35(30) 5 15(20) 20(25) 10 0 0 280 白 脚根元 30(25) 30(25) 30(35) 5 20 25 10 0 0 尻尾 30 25 25 5 5 20 5 0 0 150 橙 尻尾先端 21 19 10 10 10 25 10 0 0 ※肉質欄の数値は効果のある割合 (%) を載せてあります。 (0なら効果なし、50なら半減、100ならそのまま、101以上なら攻撃力以上のダメージが与えられる) ※()は龍光まとい状態 状態異常攻撃効果 属性 毒 麻痺 睡眠 気絶 減気 爆破 ジャンプ 乗り 耐性値初期耐性値上昇(最大)蓄積値減少効果継続時間ダメージ --(-)-/5秒--秒-/秒 --(-)-/10秒-秒- --(-)-/10秒-秒- --(-)-/10秒-秒- --(-)-/10秒-- --(-)-/-秒-- --(-)-/-秒-- --(-)-/-秒-- アイテム効果 アイテム 効果 備考 落とし穴 - 初回--秒(疲 --秒) → 2回目--秒(疲 --秒) → 3回目以降--秒(疲 --秒) シビレ罠 - 初回--秒(疲 --秒) → 2回目--秒(疲 --秒) → 3回目--秒(疲 --秒) → 4回目以降--秒(疲 --秒) 閃光玉 - 初回--秒 → 2回目--秒 → 3回目--秒 → 4回目以降--秒 (疲 --秒) こやし玉 - 音爆弾 - 肉類 - 剥ぎ取り・落し物 部位 回数 旅団 / 集会所下位 旅団 / 集会所上位 大老殿G級 条件など 本体 3 - 獄狼竜の堅殻獄狼竜の龍毛獄狼竜の尖爪獄狼竜の龍殻獄狼竜の昏玉 獄狼竜の重殻獄狼竜の滅龍毛獄狼竜の剛爪獄狼竜の滅龍殻獄狼竜の天玉 尻尾 1 - 獄狼竜の尻尾獄狼竜の堅殻獄狼竜の龍毛獄狼竜の昏玉 獄狼竜の靭尾獄狼竜の重殻獄狼竜の滅龍毛獄狼竜の天玉 切断耐久値1回分のダメージ 落とし物 - - 竜の大粒ナミダ竜のナミダ獄狼竜の堅殻蝕龍虫獄狼竜の昏玉 竜の大粒ナミダ獄狼竜の重殻獄狼竜の滅龍毛獄狼竜の昏玉獄狼竜の天玉 龍光まとい状態の解除時(最大3回) 虫あみ - - 蝕龍虫獄狼竜の龍毛 蝕龍虫獄狼竜の滅龍毛 部位破壊報酬 部位 旅団 / 集会所下位 旅団 / 集会所上位 大老殿G級 条件など 頭部 - 獄狼竜の尖角獄狼竜の堅殻獄狼竜の尖角x2獄狼竜の昏玉 獄狼竜の剛角獄狼竜の重殻獄狼竜の剛角x2獄狼竜の天玉 頭部ひるみ1回で1段階破壊、2段階破壊で報酬確定 前脚 - 獄狼竜の尖爪獄狼竜の尖爪x2獄狼竜の龍殻 獄狼竜の剛爪獄狼竜の剛爪x2獄狼竜の滅龍殻 前脚ひるみ1回、片方破壊で報酬確定 背中 - 獄狼竜の龍殻獄狼竜の龍毛獄狼竜の堅殻 獄狼竜の滅龍殻獄狼竜の滅龍毛獄狼竜の重殻 背中ひるみ1回 捕獲報酬 旅団 / 集会所下位 旅団 / 集会所上位 大老殿G級 捕獲条件など - 獄狼竜の龍殻獄狼竜の龍毛獄狼竜の尖爪蝕龍虫x4獄狼竜の堅殻x2獄狼竜の昏玉 獄狼竜の滅龍殻獄狼竜の滅龍毛獄狼竜の剛爪獄狼竜の重殻x2蝕龍虫x4獄狼竜の昏玉獄狼竜の天玉 体力18%(上位)、10%(G級) 出現クエスト 区分 難度 クエスト名 種別 サイズ倍率 体力 攻撃力倍率 全体防御率 備考 旅団 上位 ★9 地火に飛散する触龍蟲 狩猟 ★10 高難度:乱れ飛ぶ蝕龍蟲と刃 狩猟 生態未確定 セルレギオスとの同時狩猟 集会所 上位 ★6 獄狼竜 狩猟 高難度:過酷なる大連続狩猟! 連続狩猟 リオレウス亜種、ゲネルセルタスアルセルタスとの連続狩猟 高難度:黒き竜たちの挟撃 狩猟 ティガレックス亜種との同時狩猟 高難度:狂瀾怒濤 狩猟 生態未確定 ジンオウガとの同時狩猟 高難度:獄狼竜の捕獲依頼 捕獲 イベント上位 JUMP・黒雷に染まる銀世界 狩猟 生態未確定 大老殿 G級 G★2 獄狼竜、頂より下瞰す 狩猟 火の国を訪れし危機 狩猟 ブラキディオスとの同時狩猟 氷海に響く大爆音! 狩猟 不安定乱入 G★3 天見るごとく触を見し 連続狩猟 混沌に呻くゴア・マガラとの連続狩猟 イベントG級 G★2 2頭が織り成す狩猟賛歌 狩猟 ゲリョスとの同時狩猟 サイズ 区分 サイズ範囲 出現クエスト 最大 金冠 1790.14~1819.25 123-125% 集★6 高難度:過酷なる大連続狩猟!、他 銀冠 1702.82~1775.59 117-122% 集★6 獄狼竜、他 最小 金冠 1280.75~1411.74 88-97% 集★6 高難度:狂潤怒涛、他 基準 1455.4 100% 攻撃方法 攻撃方法 ダメージ 属性 威力値 気絶値 備考 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 特記事項 コメント とりあえずMH4wikiより転載、随時修正お願いします -- (名無しさん) 2014-10-20 16 34 05 上位村クエ 尻尾剥ぎ取りで獄狼竜の龍毛、蝕龍虫確認しました -- (名無しさん) 2014-11-03 07 19 21 名前 コメント すべてのコメントを見る ※ここはボスの基本情報を載せるページです。行動パターンや攻略方法に関するコメントはこちら ※クエストの基本報酬報告はここではなく旅団下位クエスト・旅団上位クエスト・集会所下位クエスト・集会所上位クエスト・G★1クエスト・G★2クエスト・G★3クエスト・闘技大会・イベントクエストの各ページへ。 ※コメント欄は質問や雑談をするところではありません。質問や雑談は掲示板で。不要なコメントは随時削除します。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4428.html
前ページ次ページベルセルク・ゼロ 時間はおよそ午前の10時。 昨夜体が鈍らぬよう剣を振った後、ルイズの部屋の壁に背を預け、朝日が顔を出す頃にようやく眠りについたガッツだったが、がさごそと部屋を漁る音に目を覚ました。 音のするほうに目を向けると、この時間には授業に出ているはずのルイズがタンスを漁っている。 「……何してんだ?」 ルイズの顔がぐりんとガッツのほうを向く。ルイズは一瞬、起こしてしまったかとバツの悪そうな顔をしたが、すぐに興奮した面持ちになった。 「姫殿下がこの魔法学院にいらっしゃるのよ!!」 ルイズはタンスの奥からパリッと折り畳まれた制服一式を取り出した。 どうやらいつも着ているものより質のいい、こういった機会用の余所行きらしい。 「姫殿下ってお姫様のこと?」 興味をそそられたらしいパックが口をはさんできた。 「そう、トリステインが誇る美貌の王女、アンリエッタ様がいらっしゃるの!!」 「アンリエッタってあのいかにも箱入りって感じのお嬢ちゃんか? へん、そんな騒ぐほどのもんかねえ?」 今度はガッツのすぐ横に立てかけられたデルフがカタカタと鞘を鳴らす。 「姫様の悪口は許さないわよさびさび! まあ、錆びた鉄くずには姫様の気品はわからなくてもしょうがないけどね!!」 「ああわからんね。なんたっておりゃ鉄くずだからね。目の前にいる娘さんも偉い貴族のご息女らしけど、ケツの青い小娘にしか見えないね」 「なんですってこのナマクラ!」 「加えてヒス持ち、もう目もあてれんね」 「こらこらケンカしないの」 パックが火花を散らすルイズとデルフの間に入り二人を、正確には一人と一本をなだめにかかった。 ふん、と鼻をならしてルイズは開きっぱなしだった引き出しに手をかける。 「あ……」 その時、リボンで飾り付けされた包みが目に入った。トリステインの城下町で購入したガッツへのプレゼントだ。 結局なんだか機会に恵まれず、今まで渡すことが出来ずにここに仕舞われたままになっていた。 ルイズは唇をぎゅっと結んだ。 何も特別なことはない。これは主人に貢献した使い魔への労いで、それ以上の意味なんて決して無い。無いったら無い。無いんだってば。 だから、何もこんな緊張することはない。いい機会、それは今。さっと渡してしまって、それで終わり。 何故かこみ上げてくる恥ずかしさをぐっと噛み殺して、ルイズは包みに手を伸ばした。 「ルイズ」 「ッ!! な、なな、な、何ッ!?」 反射的にバンッ!と音を立てて引き出しを閉める。 振り返るとガッツがドアノブに手を伸ばしていた。 「ど、どこいくの?」 「コルベールの所だ。前から一度話をしたいと言われててな。今日は授業ってのはねぇんだろ? いい機会だ。ちょっと行ってくる」 「へ、部屋わかるの?」 「一応道順は聞いた。何とかなるだろ」 「あ、ちょっと!」 バタン、とドアが音を立てて閉まる。ルイズは頬を膨らませた。 「もう!! 主人の許可も無しに勝手に動いて!! 使い魔としてなっちゃいないわ!!」 ルイズは顔を赤くして怒りながらブラウスに手をかけ、ボタンを外していく。 「ルイズぅ~。あれ一体いつになったら渡すのさ」 「うるさいッ!!」 パックの言葉に噛み付かんばかりに反応して、ルイズは乱暴にブラウスを脱ぎ捨てた。 「包みを渡すだけのことが何で出来ないのかねぇ。今までも渡そうとするたんびに顔を赤くして、もじもじして、結局渡せてないんだもんな。まったく、人間の娘っ子が考えることは俺にゃわからんね。摩訶不思議だね」 「うるさい、うるさい、うるさ~いッ!!!! 黙んなさいよこのオンボロ剣!!」 ルイズは壁に立てかけられたデルフを思い切り蹴り上げた。 「~~~~ッ!!」 「そりゃあ痛ぇだろ。オンボロったっておりゃ鉄の塊だからね」 「やれやれ……」 パックは涙目になって足を押さえてうずくまるルイズに飛びよって、その羽から光り輝くりん粉を振り撒くのであった。 「いやぁよく来てくださいました」 アポ無しで訪ねてきたガッツを、コルベールは快く部屋の中に招き入れた。 ガッツはルイズやキュルケの部屋とは随分趣が異なるその部屋に軽く目を走らせる。部屋中に何だかよくわからないガラクタが散らばっていて、机の上も書物や羊皮紙が乱雑に積み上げられている。 どうやらコルベールはあまり整理整頓に頓着しないタイプらしい。 机の上に開きっぱなしになった本のページに、ガッツの首筋に刻まれた『生贄の烙印』が描かれているのが目に入った。 「どうぞその椅子にお座りください」 勧められた椅子にガッツが腰掛けると、目の前のテーブルにティーカップが置かれた。 コルベールが所持していたというにはいささか意外な、薔薇の柄が刻まれた淑やかな雰囲気のカップだ。 「粗茶ですが」 ティーカップに紅茶が注がれる。十分に熱を持った琥珀色の液体から、芳しい香りと白い湯気が立ち昇る。 コルベールの一連の所作は、この部屋の住人には似つかわしくなく、優雅であった。ガッツはそんなコルベールに実に怪訝な目を向けると、ティーカップを手に取った。 一口口をつけ、 (趣味じゃねぇな) と、あっさりカップを戻す。 「何か新しいことはわかったか?」 本題を切り出す。コルベールはオスマンの命により『烙印』が記載された古文書の解読に当たっているはずだった。 今のところ、帰るための手がかりを掴むには、このコルベールに頑張ってもらうしかない。 コルベールはぽりぽりと額を掻いた。 「お恥ずかしい話ですが、どうにも行き詰っておりまして。それで、私も少しは参考になればと、あなた自身からその刻印の話を伺いたいのです」 なるほど、確かに烙印の意味を知っているのといないのでは、解読の効率は天と地ほどの差があるだろう。烙印の意味さえ知っておけば、未知の言語とはいえ、単語の意味をある程度推測することが可能になるからだ。 ガッツはなるべく事細かに自分が烙印について知っていることをコルベールに伝えた。 烙印のことを語る上で、あまり触れたくない過去についても多少は語らなければならなかったが、背に腹はかえられない。 ガッツの話を聞き終えたコルベールは顎を押さえてうむむ、と呻った。 「ゴッドハンド…そして、使徒……? いやはや、俄かには信じられぬ話ですな。極めつけに……」 コルベールの目が鋭くガッツを捉える。 「君が異世界からの来訪者……とはね」 「嘘は言っちゃいねえぜ」 「いえ、疑ってはいませんよ。あなたの話が本当なら、この書物もおそらく異世界の書物。見たこともない文字で書かれていたのも納得いきますからね……ただ……」 コルベールはふるふると首を振るとため息をつき、苦笑いを浮かべた。 「異世界のものとなると、これは解読がさらに困難に思えてきましたね」 「すまねえな」 「いえいえ、お気になさらず。私自身、楽しんでおりますから」 そんなコルベールの言葉に、ガッツも笑みを浮かべた。 すっかり冷めてしまった紅茶を一息で飲み干して、立ち上がる。 「それじゃあまた何かわかったら教えてくれ」 「ええ。あ、ガッツ君」 コルベールはドアノブに手をかけたガッツを呼び止める。 「なんだ?」 「ディテクト・マジックという魔法がありましてね。対象としたものの魔力を感知する魔法なのですが……実は前に一度、その烙印にその魔法をかけています。その時はまったくの無反応だったのですが……死霊を呼び寄せるというその力…今は、どうなっています?」 「この世界に来てからは一度も出てきちゃいねえ」 再びコルベールは顎を押さえ、考え込んだ。 「既にその烙印は効力を失っているのか、ただこの世界では影響力を持たないだけなのか……願わくば前者であれと思います」 窓から差し込む光を背中に受けて、コルベールはガッツを真っ直ぐ見据え、優しげに目を細めた。 そんなコルベールに、ガッツはふっ、と笑みを浮かべた。 「ありがとよ」 短く言って、ドアノブに手をかけて、最後にもう一度振り返る。 「俺からもひとつ聞いていいか?」 「なんでしょう?」 ガッツの視線がコルベールの頭部に向けられる。 ガッツは呆れ気味に口を開いた。 「何なんだその頭は?」 ガッツの問いに首をかしげるコルベール。その頭で、馬鹿でかいカツラが揺れていた。 正午を過ぎた頃、魔法学院の正門にトリステイン魔法学院の全生徒、全職員が集結していた。予定ではあと三十分もしないうちに王女一行が到着することになっている。 コルベールを筆頭とする職員たちが熱心に生徒の列を整え、生徒たちも自分の服に乱れがないか、杖にゴミが付着していないかと入念にチェックをしていた。 だが、そんな周囲の状況を冷めた目で見ている者たちもいくらかいた。 他国の出身でアンリエッタにさほど興味を持たないキュルケ、タバサなどがその類である。 二人にとってはこんな式典などつまらないだけだ。こんな時でも本を手放さないタバサなど、時間の無駄だとすら思っていることだろう。 キュルケは自分の少し前で馬鹿みたいにはしゃぐギーシュを冷めた目で見つめた後、ため息をついた。 「ねえルイズ。ダーリンはどこに行っちゃったのよう」 あまりにも退屈なので、後ろにいるルイズに声をかける。 「うるさいわね! こっちが聞きたいわよ!!」 ルイズはそんなキュルケに向かって目を剥いて怒鳴った。 そう、今この場にガッツの姿は無い。もちろんルイズはガッツを連れてこようとしたのだが、ガッツは「興味がない」の一言でルイズの制止も聞かず、どこかへ行ってしまったのである。 湿布を貼った右足の向こう脛がずきずき痛むのもあって、ルイズは随分ご機嫌ナナメだった。 「やあねぇ、ちょっと尋ねただけで怒鳴るなんて。本当にトリステインの女って器量も胸もちっちゃいのね」 「なぁんですってぇ!! 淫乱不徳のゲルマニア女には言われたくないわよ!!」 「ほんとやだやだ。声と態度ばっかり大きくて。ヴァリエールの娘からしてこれじゃあ王女様ってのも底が知れるわね!」 「もう一度言ってみなさいタレ乳!!」 「言ったわねゼロ乳!!」 「ほらほらしゅーりょーしゅーりょー。ものっすごい見られてるよ二人とも」 ヒートアップする二人の間にひらひらとパックが舞い降りる。 パックの言葉の通り、周囲の視線がルイズとキュルケに集中していた。 遠くでは『風』属性の教師を務めているミスタ・ギトーが物凄い形相でこちらを睨みつけている。 キュルケもギトーを不機嫌そうに睨みつけて、ふん、と鼻を鳴らした。 「あのおっちゃんと何かあったの?」 「別に何も無いわよ」 パックの問いに、キュルケは何でもない様に手をひらつかせる。 ルイズが目を細めてキュルケを嘲るように肩をすくめた。 「何言ってんのよ。無様に吹っ飛ばされたくせに」 「何か言ったかしらルイズ?」 「いいえ別に?」 ガラガラピシャーン!! 再びキュルケとルイズの間に雷鳴が響き渡った。 「あーもーやめときなって! ほらもうめっちゃ見られてんじゃんかあ!!」 刺すような教師たちの視線にさらされて、パックはこれはたまらないと二人を止める。 普段ならおもしろがって煽るところだが、これが姫様来訪効果なのか、周囲の雰囲気の尖り様は凄まじく、とてもそんな気にならなかった。 我関せずと本を読み続けていたタバサが、その手に持った本をぱたりと閉じる。 まるでそれを合図にしたかのように、そこにいる全ての者達は直立不動の姿勢をとった。 トリステイン魔法学院から城下町まで敷き詰められた石畳の上を通り、煌びやかに飾り付けられた馬車が正門に近づいてくる。馬車にはトリステイン王家の紋章が掛けられている。その馬車を曳く馬の額からは一本の角が生えている。伝説の幻獣ユニコーンだ。 馬車の周囲を勇壮な騎士団が取り囲み、馬車の上空を鷲の頭と獅子の体を持つ幻獣グリフォンに跨ったグリフォン隊が飛び回る。 トリステイン王女、アンリエッタのご到着であった。 馬車から姿を現したアンリエッタに生徒たちの歓声が飛ぶ。 当年とって御年17歳、すらりとした気品ある顔立ちに薄いブルーの瞳を輝かせる彼女は、成程、美貌の王女と称えられるにふさわしい少女であった。 そんな彼女が手を振ると、少年たちは熱狂し、壮年の教師たちですら頬を赤らめた。生徒の中には感激しすぎて腰砕けになる者もいる。 タバサがそちらに冷ややかな目を向けるとその生徒はギーシュだった。 そんなギーシュをさらに冷ややかな、絶対零度の瞳で見つめるモンモランシーの姿も見える。 「修羅場」 タバサはぽつりと呟いた。 「おぉ~、確かに綺麗なお姫様だね」 パタパタと羽を振り、パックは感心したように声を漏らした。 「そお? あたしのほうが魅力的だわ」 キュルケは自信満々に己の赤髪をかきあげる。 「まあ確かに、色気はキュルケのほうがあるかもね」 「でしょう? 見る目あるわねパック」 (一歩間違えれば痴女だけど) パックはそんなキュルケに苦笑いを返すとルイズの方に目を向けた。 あれだけ姫様姫様言っていたルイズが静かすぎるのが気になったのだ。 ルイズはぼんやりと何かを見つめている。その口はぽかんとだらしなく開けられていた。 「ルイズ? どしたの? 乙女にあるまじき顔になってるけど?」 パックの言葉にもルイズは反応しない。何事かとパックはルイズの視線を追った。 ルイズの目はアンリエッタを見てはおらず、その視線はもっと上を向いていた。 そこにいたのは一頭の勇壮なグリフォンと、それを駆る羽根帽子を被った精悍な顔つきの騎士だった。長い髪が風に流れて揺れていて、その姿はとても優美なものだった。 キュルケもその男の存在に気づく。男を見てキュルケはすぐにその頬を赤く染めた。 「あら……いい男」 男の名はワルド子爵。若くしてグリフォン隊の隊長を務める、ルイズの婚約者である。 日もとっぷりと暮れて、夜。 夕食を終えたルイズはぼんやりとベッドに座り込んでいた。 「何だか嬢ちゃんの様子がおかしいね。何かあったんかい?」 デルフがカタカタと鞘を鳴らす。そんなデルフの柄に座り込んだパックは肩をすくめた。 「よくわかんない。昼間のお姫様歓迎式典の途中からもうずっとこんななんだ。おーい、ルイズ~~」 ルイズの顔の前に飛びよってパックが手を振ってもルイズは何の反応も示さない。 「死んでんじゃないだろね?」 「息はしてるよ。ただ、ホントに心だけどっか行っちゃったみたい」 「今なら何されたって気づかないんじゃないか?」 「今なら何したって気づかないかもね」 パックは何の反応もないのをいいことにルイズの唇をひっぱったり鼻の下で髪の毛を結んだりとやりたい放題しだした。 パックがルイズ自身の髪を使ってルイズの鼻をくすぐりまくっていると部屋のドアが開いた。 「……何やってんだ?」 パックとルイズの様子を見てガッツは呆れたように言った。 パックはルイズの鼻をくすぐるのを止めずにガッツの方を向き直る。 「随分汗かいてるね。また剣振りにいってたの?」 「まぁな」 「そんな殺生な話はねえや相棒!! 俺も連れてってくれよう!!」 「おいルイズ。タオル貸してくれ」 「無視だもの!! ひでえや相棒!!!!」 ガッツが声をかけてもルイズはやっぱりぼんやりしたまま何の反応も返さなかった。 パックがふんっ、と気合いを入れてルイズの髪をその鼻に突っ込む。そこでさすがにルイズは反応した。 「ふあ…? んん…? …ふぁッ! な、何よこれぇ!!」 ようやく自分の顔の惨状に気づいたルイズは涙目で鼻から髪の毛を引っこ抜き、鼻の下で結ばれた髪を解きにかかった。 「あんたがやったの!? パック!!!!」 「違うよ、デルデルがやったんだよ」 「うおぉ!? なんてナチュラルに嘘つきやがるんだこの野郎!!」 自分の名前を出されてびっくりしたデルフは半ばまで鞘から飛び出した。 「剣が髪の毛を結んだり出来るわけないでしょ!! 乙女の髪を弄んで、覚悟は出来てるんでしょうね!!!!」 「だって、あんまりにもルイズが無反応だったからさ。ちょっと心配になってさ」 「それでなんでこんなことになんのよ!! あ、こら、逃げるな!!」 パックを捕まえようと手を伸ばすルイズだが、パックはひらりひらりと見事なまでにその手をかいくぐる。 「エルフ次元流・木の葉の舞。まだまだ未熟じゃのうルイズ」 「キィーーーッ!! ちょこまか動くなこの栗頭!!!!」 目の前で突如始まったいつ終わるとも知れない騒動に、ガッツはやれやれとため息をついた。 この分だと先程の自分の声はルイズには届いていないだろう。もう一度声をかける必要がありそうだ。 「おい、ルイズ」 「ぎゃぁぁあぁあああああ!!!!!!」 突然上げられた金切り声にガッツは思わず耳を押さえ、パックはちっさな脳みそを揺さぶられてぽとりと落ちた。 ガッツの姿に気づいたルイズは思いっ切り自分の顔を両手で押さえていた。 (い、いつから!? いつからいたの!?) もしかしてさっきの自分の姿を見られたのだろうか。鼻の下で髪を結ばれ、その上鼻の穴に髪の毛を突っ込まれていた先程の自分の姿を!! 最悪、最悪、もう最悪!! 乱暴に枕を掴み、ぼふっと顔を埋める。 ルイズは恥ずかしくてガッツの顔を見ることが出来なかった。 「タオル借りてくぞ」 ガッツはルイズの返事を待たずタンスからタオルを数枚引っ張り出すと再びドアに手をかけた。 「どこ行くのガッツ?」 「水浴びだ」 その言葉を聞いてパックはルイズの方に顔を向ける。ルイズは枕に顔を埋めて突っ伏したままだ。 バタン、と音を立ててドアが閉まる。 シーンとした静寂が部屋を包む。が、すぐにデルフがその鞘を激しく鳴らし始めた。 「なにやってんだ娘っ子!! 今のはプレゼントを渡す最高のタイミングだったろ!!」 「そうだよルイズ!! 今じゃん! 今のタイミングじゃん!!」 がばっと体を起こしたルイズはそのままの勢いで手に握った枕で思いっ切りパックを叩き落とした。 「誰のせいだと思ってんだこらぁ!!」 「あ、あいむそ~り~」 床にのびてピクピク痙攣するパックの上をまたいでルイズはタンスに歩み寄るとその引き出しを開けた。 リボンで飾り付けられた、使い魔への単なる御褒美。なのに何故、渡すのにこんなに苦労しなくてはならないのだろう。 ルイズはその包みを手にとってじっと見つめた。 「ルイズ」 ガチャリと突然ドアが開いてガッツが顔を出した。 「うわぅ!!」 一瞬で包みを戻し、引き出しを叩きつけるように戻す。 (だから何で隠しちゃうのよわたしぃ~~!! 今渡しちゃえばよかったじゃないのぉ~~!!) 色々混乱しながらガッツの方に向き直る。そこでルイズはふと、おかしいなと思った。 水浴びに行くといった割には、帰ってくるのが早すぎるんじゃない? そんな風に思いながら部屋に入ってくるガッツに目をやっていたルイズだったが、ガッツの後ろに人影があるのに気づいて目を丸くした。 その人物は真っ黒なフードを目深に被っており、真っ当な人間にはとても見えない。 しかし、フードの陰から覗く青色の瞳と目が合い、ルイズは目を見開いた。 「ま、まさか……」 フードの人物は人差し指をその瑞々しい唇に当てた。しゃべるな、ということらしい。 漆黒のマントの隙間から魔法の杖が姿を現した。フードの人物が短くルーンを唱える。 「ディテクト・マジック?」 フードの人物が頷く。どうやら部屋に盗聴や透視の類の魔術がかかっていないことを確認すると、その人物はフードをとった。 「あっ!」 パックは思わず声を上げていた。 ルイズは驚きの余り声も出ない。 「お久しぶりね、ルイズ・フランソワーズ」 トリステインが誇る美貌の王女、アンリエッタがそこにいた。 「姫殿下!!」 ルイズは慌てて膝をつき、頭を垂れた。 ただ一人、事態を掴めていないガッツは突然部屋を訪ねてきた少女を見て首を傾げる。 そんなガッツの首筋で―――――ほんのわずかに烙印が輝きを放っていたことには誰も気づけなかった。 前ページ次ページベルセルク・ゼロ
https://w.atwiki.jp/3dsmh4g/pages/171.html
※編集合戦になるのを防ぐため、掲示板にて検討後掲載する形式を取っています。オススメ装備を追加・編集したい方は、掲示板のオススメ武器検討スレで提案後編集をお願いします。 各武器から4種以内で、有用な生産武器をピックアップして掲載しています。 掲載しているもの以外にも強力な武器は多いので、各武器ページや、有志によって作成された外部の各武器wikiなどを参照したり、実際に使ってみる事で自分にあった武器をみつけるのが望ましいでしょう。 オススメ武器/G級テンプレート 大剣 太刀 片手剣 双剣 ハンマー 狩猟笛 ランス ガンランス スラッシュアックス 操虫棍 チャージアックス ライトボウガン ヘビィボウガン 弓 オススメ武器/G級 テンプレート 武器名(レア素材が含まれる場合は武器名の前に☆を付ける) 作成:集会所★O レア素材:素材名*個数 攻撃力000 属性00 特攻00 音色♪♪♪(色色色) 砲撃Lv0 OOビン 防御+00 会心率00% スロット0 斬れ味 色00(色00) ※斬れ味は長さを匠発動前と括弧内に発動後を表記 リロード速度 OO 反動 OO ブレ OO 速射 LV0 ○○弾(0)/O しゃがみ撃ち LV0 ○○弾(00) 溜め1 溜め2 溜め3 (溜め4) 曲射 OO ビン 強 毒 麻 睡 接 ペ 減 ○○ビン強化 理由:~簡潔に(2~3行以内) 大剣 エクセルブレイズ 作成:集会所G★1 攻撃力1104 (火400) 防御+35 会心率10% スロット3 斬れ味 青40(白30)? 理由:G級昇格直後に採取素材だけで作成できる大剣。 高めの攻撃力、スロット3、防御力+35とG級序盤の攻略用としては十分な性能を持つ。 G級に挙がって上位武器の攻撃力では心もとないと思うのならばぜひ作っておきたい。 ☆ブリュンヒルデ 作成:集会所G★1 レア素材:大竜玉*1 攻撃力1296 毒450 会心率10% スロット2 斬れ味 白30(紫20)? 理由:リオレイア亜種と上位リオレウス亜種の素材から作成できる毒大剣。 ブラッシュデイム改から強化、この時点でエクセルブレイズを上回る。 高い攻撃力と斬れ味に加えておまけで毒もつく、スロットも2つと使いやすい。 ☆角王剣アーティラート 作成:集会所G★2 レア素材:大地を穿つ剛角*1、大竜玉*1 攻撃力1536 会心率-20% スロット1 斬れ味 青10(紫20)? 理由:全大剣中最高クラスの物理攻撃力を誇る大剣。 ただし運用には斬れ味レベル+1が必須。抜刀術【技】もあると良い。 レア素材であるディアブロスの角も大剣なら集めやすいので是非作っておきたい一本。 太刀 雪一文字 作成:集会所G★1 攻撃力726 氷380 会心率10% スロット3 斬れ味 白10(白60) 理由:作成時期が早く、G★1~2に登場する多くの氷属性弱点モンスターに担ぐことができる唯一の氷属性太刀。 運用には匠がほぼ必須となるものの、そこそこ高い攻撃力と属性値に加えてスロットを3つ持ち、使い勝手が良い。 G★2で雪一文字【銀世界】に強化でき、最終強化も含めて一切レア素材を要求されない作成難度の低さもポイント。 ☆パラジグドエッジ 作成:集会所G★2 レア素材:身も凍るクチバシ*2、大竜玉*1 攻撃力825 麻痺360 防御+20 会心率0% スロット3 斬れ味 白20(紫10) 理由:上位オススメ武器のパラコイルドサーベルから、G★1でパラコイルドエッジに、G★2でこの武器に強化できる。 汎用性の高い麻痺に加え、スロット3、防御+20が付いてくる。匠で紫ゲージがわずかながらも現れる。 ただし、匠が無いと短い白ゲージしかないので、運用には匠が必須。 ☆真・狼牙刀【寂滅】 作成:集会所G★3 レア素材:獄狼竜の天玉*1 攻撃力858 龍410 会心率0% スロット2 斬れ味 白30(紫30) 理由:攻撃力・属性値・スロット数・切れ味が高い水準でまとまった龍属性太刀。 G★3にはキークエストや古文書に古龍種が数多く登場するため、是非とも作っておきたい一振り。 イビルジョー素材はG★2時点でも探索で入手可能だが、クエストが登場するのはG★3昇格直後から。 ☆ダオラ=ストーム 作成:集会所G★3 レア素材:古龍の大宝玉*1 攻撃力891 氷530 会心率0% スロット2 斬れ味:白30(白20紫30) 理由:クシャルダオラの素材から作成できる太刀。 高い攻撃力と氷属性値を両立しており、スロットも2つ備えている。 作成時期の都合上、大老殿攻略の役には立たないが、氷属性弱点のモンスターが多数存在するギルドクエストで活躍できる。 片手剣 デッドリィポイズン 作成:集会所G★1 攻撃力322 毒280 会心率0% スロット3 斬れ味 白長(紫40) 理由:ドスイーオスの上位武器ハイドラバイトを強化して作成。レア素材一切不要で極めてお手軽。 攻撃力322はG★1最初期で作れる片手剣としては非常に高く、 汎用性の高い毒属性、超長い白ゲージに匠で短いながら紫ゲージ、極めつけのスロット3つと超優秀。 G☆3緊急くらいまではこの武器1本で何の問題もなく突っ走れるだろう。 ☆正統十字ペリスケリス 作成:集会所G★2 レア素材:濃縮重甲エキス*1 攻撃力392 水260 防御+50 会心率0% スロット1 斬れ味 白10?(紫20?) 理由:両聖十字グラディアトからの3段階強化により作成。 G★1でアルセルタス亜種と採取素材。G★2でゲネル・セルタスの原種と亜種の素材で最終強化まで可能。 その攻撃力は同時期の片手剣では破格の威力392。斬れ味ゲージも匠発動により紫が現れ、火力に関しては申し分無し。 下位武器の星紋の剣盾から地道に強化しないといけないのが最大の難点であるが、その苦労がG★2・G★3で報われるのは間違いない。 なお、レア素材の濃縮重甲エキスは上位素材なので、G級レア素材の特濃重甲エキスよりはかなり入手しやすい。 ☆狼牙剣【欲獄】 作成:集会所G★3 レア素材:獄狼竜の天玉*1 攻撃力378 龍430 会心率0% スロット0 斬れ味 白80(白130) 理由:G★2ジンオウガ亜種とG★3昇格緊急のゴア・マガラ特殊個体の素材で作成可能であり、G★3昇格直後に作成できる。 紫ゲージが現れないのが欠点だが、それでも攻撃力・龍属性値が共に高いレベルで両立している。 さらに、素の白ゲージがかなり長いため匠を外すことが出来るのが大きなメリットである。 G★3に控える古龍種モンスターへの対抗武器として役立ってくれるだろう。 双剣 ☆アイルー卿メラルー卿 作成:集会所G★1 レア素材:強力麻痺袋*6 攻撃力280 麻痺280 会心率0% スロット3 斬れ味 青(白) 理由:G★1で容易に作成できる、かつ双剣としてはスロット3で破格の麻痺値280を持つ。 4Gでは乱舞等の多段攻撃も1ヒットごとに麻痺蓄積を判定しているため、この双剣は麻痺蓄積効率がとてつもなく高い。 麻痺耐性の低いボスモンスターなら殆どハメに近い状態での持続攻撃も可能で、パーティプレイで真価を発揮しやすい。 ただし斬れ味や攻撃力は控えめなため、G★2以降は火力不足に陥ってしまい、ソロ向きとは言えずサポート寄りの武器。 ☆大旋破クロスヴェルト 作成:集会所G★2 レア素材:特濃重甲エキス*1 攻撃力378 水300 防御+20 会心率0% スロット2 斬れ味 白(紫短) 理由:G2は水が弱点のモンスターが多いためオススメ。レア素材の特濃重甲エキスが必要となる点がネックだが、 その1つ手前の大旋破クロスヴェルトまではレア素材が不要であり、通常のG級クエストで容易に素材が集められる。 その大旋破クロスヴェルトも性能は十分であるため、攻略には問題ない。 さらにその1つ手前の旋破クロスドリルは、テツカブラとアルセルタス亜種の素材がメインであり、G級昇格直後に容易に作成できる。 ☆炎焔刀イグナトル 作成:集会所G★2 レア素材:黒鎧竜の天殻*1 攻撃力336 火380 会心率0% スロット2 斬れ味:白30(白20紫30) 理由:素材交換によるアグナコトル素材で作成し、最終強化には黒グラビ素材が必要な火双剣。 強化前のノワルイグニスはG★1で作成できてレア素材も不要。 緊急ゴア・マガラやG★3キーのオオナズチ、ウカムルバス、G級完全開放のゴクマジオスと多岐にわたり活躍できる。 ☆漠喰いキロネクス 作成:集会所G★2 レア素材:大地を穿つ剛角*1 攻撃力392 麻痺150 会心率0% スロット1 斬れ味:白(紫20) 理由:レア素材である「大地を穿つ剛角」の入手難度が下がった為、作成難度は割と低め。 同じ麻痺双剣である「アイルー卿メラルー卿」に属性値で負けるがこちらは攻撃力で勝っている。 低めの属性値は手数である程度補えるため状態異常+のスキルを付けての運用よりも、真打や挑戦者などの火力スキル盛りでの運用がいいだろう。 ハンマー ☆氷鉄ハバク 作成:集会所G★1 (イベントクエスト利用) レア素材:ピュアクリスタル*2~3(前段階のコキュートス改) 攻撃力1352 氷280 会心率0% スロット3 斬れ味 白20(白70) 理由:ほとんどの素材を採取で集めて作ることができる高攻撃力のハンマー。 メランジェ鉱石はイベントクエストで旧砂漠 夜 に行くことで採掘できる。 匠無しでは白ゲージは短めだがスロットは多く、属性を考えずとも物理攻撃力で十分押せるため汎用性は高い。 狩猟笛 ☆パラハザードコール改 作成:集会所G★1 レア素材:大竜玉*1(生産)、身も凍るクチバシ*1(強化) 攻撃力1248 麻痺240 会心率0% スロット1 斬れ味 白20(白70)? 理由:攻撃力強化【大】と聴覚保護の旋律を持ち、さらに汎用性のある麻痺属性も備える。 ソロ、PT問わず活躍でき、G★2でも十分使っていける一本。 一発生産だと大竜玉、強化だと身も凍るクチバシを1つ要求されることには注意。 ランス 黒狼軍のホウテンゲキ 作成:集会所G★2 (イベントクエスト利用で集会所G★1) 攻撃力575 毒500 会心率30% スロット3 斬れ味 白60(紫20) 理由:会心を含めた高い物理火力と毒500と言う脅威の毒属性値を持ち、スロ3による高いスキル拡張性まで持つ。 問題はバサルがギルクエ限定モンスターな事とガルルガの尻尾・靭尾ともに大量に必要な事。 強化前のホウテンゲキ【厄】は地獄耳以外はG級バサル素材のため作りやすく、攻略用武器としての性能も十分。 G★1で黒狼軍に強化するにはイベントクエスト「ハンター日誌 鳥竜種の回」を利用すれば良い。 ☆アスクレピオス 作成:集会所G★2 レア素材:身も凍るクチバシ*1、大竜玉*1 攻撃力644 麻痺270 防御+25 会心率-10% スロット1 斬れ味 白40(紫20) 理由:攻撃力と斬れ味が高く、防御力も上がる麻痺槍。作成時期は少し遅いが、強化前のパラジャイロスピアも十分実用に耐える。 麻痺はランスと比較的相性のいい状態異常で、PTでのサポートや特定部位破壊用に役立つ。 欠点は下位から順番に強化する必要があること。G級までガララ槍を作成してこなかった場合、作りやすいチャルルク・アドクも検討すると良い。 海流槍エスメラルダ 作成:集会所G★2 攻撃力575 水430 会心率0% スロット2 斬れ味:白30(紫30) 理由:高い水属性値と汎用性が高めの武器スロ2に匠紫30のため非常に扱いやすい水ランス。 G★2の敵には水属性弱点が多いため、有効な攻略用武器。 ネックはG★1のザボア2頭をクリアしてガノス亜種が出現するように拡張しなければならない事と バサルモス亜種、イャンガルルガの素材が必要な事。 後者はイベントクエストで緩和可能だが、環境がない場合ギルクエ限定モンスターとなる。 ☆THEパラディン 作成:集会所G★3 レア素材:黒蝕竜の天鱗*1、天廻龍の天鱗*1 攻撃力575 龍560 会心率45% スロット1 斬れ味 白70(紫40) 理由:ゴア・マガラ、シャガルマガラの素材から作る龍属性ランス。 十分な斬れ味と高い龍属性値、非常に高い会心率を持ち、会心期待値込みの物理攻撃力は約639となる。 欠点は天鱗が2種必要で作成難度が高いこと。ゴアは通常出現クエストがないため、イベントクエストを利用するといい。 ガンランス ウルクスラヴィーネ 作成:集会所G★1 攻撃力483 氷430 拡散Lv3 会心率0% スロット3 斬れ味 青(白) 理由:制作難易度が低くレア素材を特に必要とせず、スロット3でスキルの自由度も高い。 ガララアジャラ原種/亜種を狩る事でウルクスアヴァランガに強化すれば、拡散Lv4の火力へ上がるのも大きい。 砲撃主体の立ち回りが利点なので、斬れ味+1や業物スキルでゲージを維持するスキル構成をセットにすると尚良い。 ただし、G★3ともなれば力不足が否めないので、ダオラ=テンペスタ等の他ガンスに任せた方が良いだろう。 デオス・オシリス 作成:集会所G★3 攻撃力529 龍760 放射Lv4 会心率0% スロット3 斬れ味 白(白) 理由:凄く風化した銃槍を強化して制作できるガンランス。龍760という圧倒的な属性値が魅力。 オベリスクからの強化に太古龍骨が必要なためG級古龍種を狩る必要があるが、この高い龍属性値は古龍の多いG★3では非常に役立つ。 スロットが3つも開いている為龍属性攻撃強化などのスキルも追加しやすく、また砲術スキルを発動させれば戦闘街における古龍戦においても活躍できる。 攻撃力はG級最終強化にしては低く、斬れ味も白どまりなため龍属性が有効でない相手には無用の長物になる為注意。 スラッシュアックス ジェネラルアーム 作成:集会所G★1 攻撃力1188 (火420) 強撃ビン 防御力+20 会心率0% スロット2 斬れ味 青40(白40) 理由:採取ツアーで掘れる鉱石素材だけで作れる汎用武器。一発生産も可能。 高い攻撃力と強撃ビンを兼ね備えており、スロットも2つ。防御面も多少はカバーしてくれる。 覚醒で火属性を付けることができ、火属性弱点でG級武器を作れるモンスターは複数いるため、覚醒を発動させるのもアリ。 ☆大虎口ザボアラギ 作成:集会所G★2 レア素材:特濃重甲エキス*1 攻撃力1458 麻痺240 強撃ビン 会心率0% スロット0 斬れ味 白(紫20) 理由:G★2前半、ゲネル亜種までの素材で作成できる、麻痺&強撃ビンの攻撃力に優れた剣斧。 麻痺は比較的幅広いモンスターに有効で、斧モードでも麻痺値を累積できるため 剣ゲージをキープした状態で麻痺させ一気にラッシュを決めることも可能。 ☆ステアライズ=ワンド 作成 集会所G★3 レア素材:古龍の大宝玉*1 攻撃力1458 毒300 強撃ビン 会心率0% スロット3 斬れ味 白(紫40) 理由:状態異常武器としては高めの攻撃力に良質な切れ味を併せ持つ剣斧。 さらに汎用的に使える毒属性に強撃ビン、嬉しいスロ3と隙がない。 下位の蛮族の剣斧から強化するか、猛者の戦斧を生産(要 幻鳥竜玉)する必要があるが、その手間に見合った一本である。 操虫棍 リーパーズストローク 作成:集会所G★2 攻撃力713 毒400 会心率20% スロット1 斬れ味 紫20 理由:毒属性武器なので、相手を選ばず運用出来る。 レア素材無しで作りやすく作成難易度は低い。 しかも斬れ味レベル+1は不要なので繋ぎの武器としては十分な性能を持つ。 猟虫も最終形態のものを扱うことができるため、猟虫飛ばしの使い勝手も格段に向上する。 ☆アヌビス 作成:集会所G★2 レア素材:大地を穿つ剛角*1 攻撃力961 (龍180) 会心率-10% スロット2 斬れ味 白(紫20) 理由:G★2時点で作成可能な最高クラスの物理攻撃力を誇る操虫棍。 ただし運用には斬れ味レベル+1は必須。できれば業物も欲しい。 イビルジョーの素材が面倒だが、レア素材はあまり要求されないので作成難易度は高くない。 覚醒を付けても属性値は180なので、覚醒を付けるよりは他の火力スキルを付けたほうがいい。 チャージアックス シュヴァルツスクード 作成:集会所G★2 攻撃力936 (麻痺240) 榴弾ビン 防御+35 会心率0% スロット3 斬れ味 白(紫10) 理由:G★1最序盤で活躍するブラックフルガード改から、ネルスキュラ亜種の素材と鉱石にてG★2の早い段階で強化できる。 イベクエを駆使すればG★1でも何とか作成可能。 十分な攻撃力を持ち、覚醒すると麻痺武器としても運用できる性能でG★3・最終装備までの繋ぎとして十分すぎる一本。 ただし、覚醒の発動はG★2の段階では負担が大きいため、装備と相談してデザートローズと使い分けよう。 ライトボウガン 流弩ガノシュトローム 作成:集会所G★2 攻撃力351 防御+42 会心率0% スロット1 リロード速度 やや速い 反動 やや小 ブレ 無し 速射 水冷弾[3]小、Lv1麻痺弾[2]大、Lv2睡眠弾[2]大 理由:水冷弾の他に状態異常2種が速射でき、取れる戦法が多い。 装填数は少ないものの、貫通弾・散弾の全レベルに対応しており、反動もやや小なので無反動で撃てる。 ロアルフラッドからの強化で制作可能。強化段階は多いが部位破壊限定などの素材は一切使用しない。 最終強化に必要なガノトトス亜種はG★1『高難度:化け鮫達、釣場に参上』をクリアすると漁獲マシーンで出現するようになる。 ☆蒼火竜炎舞砲【忌火】 作成:集会所G★2 レア素材:黒鎧竜の天殻*1 攻撃力390 会心率0% スロット1 リロード速度 普通 反動 中 ブレ 無し 速射 LV2通常弾(4,小)、LV1徹甲榴弾(3,中)、火炎弾(3,小) 理由:今作では徹甲榴弾+砲術スキルの優位性こそ薄れたが、ソロ用としては有用なライトボウガン。 ただし、通常弾速射数が3から4に上がってしまったお陰で、硬直時間が地味に増えてしまった点には注意が必要。 強化前の蒼火竜炎舞砲はレアアイテムを必要とせずにG★1で作成可能なので、G★1序盤から活用出来るだろう。 ヘビィボウガン 炎戈砲アグナコルピオ 作成:集会所G★2 攻撃力450 防御+20 会心率0% スロット1 リロード速度 遅い 反動 やや小 ブレ 無し しゃがみ撃ち LV1貫通弾(20)+2 LV2通常弾(30)+3 LV3徹甲弾(9)+0 火炎弾(20)+1 理由:素材交換で作成可能なアグナコトルのボウガン、上位から強化していく必要あり。 反動やや小のため反動軽減スキルなしで貫通弾運用可能。通常貫通共に装填数は多く、攻撃力も高い。 同時期に作成可能な防具のハプルXシリーズで装填速度を補えるため、併せてオススメしたい。 弓 ☆クォーツライト 作成:集会所G★1 レア素材:大竜玉*1(生産のみ) 攻撃力312 会心0% スロット3 溜め1 拡散3 溜め2 拡散4 溜め3 連射4 (溜め4 連射4) 曲射 爆裂 ビン 強 毒 麻 ペ 麻痺ビン強化 理由:G★1で作れる連射弓としては不満のない攻撃力で、スロ3、麻痺ビン強化もありがたい。 上位ザポア弓からの強化ならザポア亜種素材のみで、大竜玉が不要。 一発生産もザポア亜種素材+大竜玉のみと容易なため、ザポア弓を持っていない場合も問題ない。 さらにG★2でゲネル亜種を倒せばクリスタルルードへと強化でき、G★3はこれ1つで済む程度には強い。
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/13168.html
P5/S45-001 カード名:主人公&アルセーヌ/JOKER カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:3 コスト:2 トリガー:1 パワー:9000 ソウル:2 特徴:《怪盗》? 【永】 他のあなたの《怪盗》?のキャラ1枚につき、このカードのパワーを+500。 【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分のクロックの上から1枚を、控え室に置いてよい。 【自】[③ 手札の《怪盗》?のキャラを1枚控え室に置く] あなたのアンコールステップの始めに、相手の前列のキャラがいないか、相手の前列のキャラすべてがリバースしているなら、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたの前列の《怪盗》?のキャラ1枚につき、次の行動を行う。『あなたは自分の山札の上から1枚を公開し、山札の下に置き、相手にXダメージを与える。Xはそのカードのレベルに等しい。』その後、その山札をシャッフルする。(クライマックスのレベルは0として扱う。ダメージキャンセルは発生する) イゴール「…世界の歪みに、挑む覚悟はあるかね?」 レアリティ:RR SP 16/12/09 今日のカード(RR) 16/12/16 今日のカード(SP) クロック回復に加え、自己パワーパンプと原作ゲームにおける総攻撃システムを再現した条件付きのバーン能力を併せ持った主人公。 自身のパワーが最大11000まで伸びる点もさながら、クライマックスを必要しない多重バーン能力が非常に強力。 ダメージが不確定とはいえこのカード1枚で最大3回の追撃を入れられるのは脅威である。 ただ相手の前列に居るキャラがあれば、全員をリバースさせなくてはならないという点は非常にピーキーなもの。 相手の前列のキャラ全てをリバースさせなければならないので、自身は高パワーを持てるとしても他のキャラが貧弱だと意味がない。 要するに単体で活躍するカードではなく、如何にしてこのカードに繋ぐのかが重要となるということである。 単純にパワーで押す以外にも除去や相討ち能力を活用するといった様々な手段があり単純ながら奥が深いフィニッシャー。一方、同タイトル内ではジャックブラザーズなどバトルそのものを抑制できる手軽に扱える対策カードも存在する為、構築・プレイング共に試される1枚だと言える。 ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 運命の『囚われ』 主人公 2/1 5000/1/1 黄 パワーパンフ、能力付加 川上 貞代 0/0 2000/1/0 緑 疑似コスト軽減
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/3061.html
前ページ次ページベルセルク・ゼロ トリステイン魔法学院の学院長を務める『偉大なる』オールド・オスマンは学務長室に備え付けられえたデスクに肘をついて、ひとつ、大きく欠伸をついた。 長く伸びた自身の髭を指でいじる。 「ふ~む、退屈じゃのう…何か刺激的なことがおこらんかのう…このまま退屈が続いてはすぐに呆けてしまうわい」 年齢不詳の(少なくとも百歳は軽く超えていると思われる)御大は再び出てきた欠伸をかみ殺しつつ、そんなことをのたまった。 そんなオスマンの願いが天に届いたのかは知らないが、学務長室にドアを激しくノックする音が響いた。 オスマンは髭をいじる手をおろすと居住まいを正し、そこはかとなく偉大なオーラを放ち始めた。 「入りなさい」 オスマンの許しを得てドアが開かれる。 そこにいたのはルイズ達のサモン・サーヴァントの監督を務めた教師、コルベールであった。 何やらひどく慌てているように見える。 果たして彼は入室するやいなやオスマンの座る机の前まで駆け寄ると、その机の上に一枚の紙を差し出した。 「ミス・ヴァリエールの使い魔が珍しいルーンで召喚されて彼自身はどこかで傭兵でもやっていたかのような出で立ちでそれ自体珍しいんですが彼というのはミス・ヴァリエールの使い魔のことですがその使い魔のルーンが」 「よし、一度深呼吸じゃコルベール君」 「すうう~~~……はぁ~~~………」 「よし、ワンモアトライじゃコルベール君」 「ミス・ヴァリエールの使い魔のルーンが珍しい形をしておりまして―――」 以下要約。 ルイズの召喚した男の首筋に刻まれたルーンは今まで見たことが無い物だった。 ↓ 図書館でめっちゃ調べたけど該当無し。伝説の『虚無の使い魔』まで調べてみたがやはり該当せず。 ↓ やべ、これ大発見じゃね? ということらしい。 ルーンには様々な形があれど、必ずその使い魔の属性ごとに規則性がある。 属性―――このハルケギニアのメイジは『火』、『土』、『水』、『風』の四つの属性のどれかに大別される。 『虚無』という伝説の属性を入れれば五つということになるが―――始祖ブリミル以降その例は無い。 そしてメイジが召喚する使い魔はその属性が大きく影響される。 『火』のメイジには『火』の。『水』のメイジには『水』の使い魔が召喚される。 そしてルーンにはそれぞれに決まった規則性があるのである。 だが今回ルイズが召喚した使い魔に刻まれたルーンはその基本をまったく無視したものだった。 コルベールはここに『火』、『土』、『水』、『風』に続く『第五属性』の発見の可能性を見たのである。 そうすればまさに大発見。これまでの魔法の常識が変わる。組み合わせ如何によって新たな魔法を次々に生み出すことも可能になる。 興奮し、そう述べるコルベールとは対照的にオスマンは冷静だった。 「アホウ、これは使い魔のルーンでは無い。あまりに形が基本を無視しすぎとる」 例えばだが、『△』を指差して「これはなんて読むの?」と問うものはいない。 それは『言語』を熟知している我々は『△』が『言語』とは異なる『図形』であると認識できるからだ(あくまで日本語に限った話である)。 オスマンはハルケギニアでも屈指の大魔術師である。 故にコルベールによってスケッチされたガッツの『烙印』が使い魔のルーンとは異なる物だと即座に看破した。 「それで、ヴァリエール嬢の使い魔には他にルーンらしき物は刻まれていなかったのかね?」 「はあ…なにぶんこちらがルーンだと思い込んでおりまして……全身くまなく調べてみたわけではございませんから……」 すっかり意気消沈したコルベールはがっくりと肩を落としていた。 「そう落ち込むことは無いぞコルベール君。ちょっとこの呪印については今後も継続して調べてみてくれ。何か大きな発見があるかもしれん」 「はあ……はい、わかりました。調べてみます」 そういってコルベールが烙印のスケッチに手を伸ばした時、再び学務長室のドアがノックされた。 「では私は退室いたします」 「かまわんよ、コルベール君。多分ミス・ロングビルじゃ。面識はあるじゃろう? ワシの秘書を務めてもらっている…あぁいかん、入りたまえ」 ドアが開き、緑の髪が美しく伸びた理知的な女性がそこにいた。 「おお、やはり君かミス・ロングビル。君にしては多少ノックが乱暴だったように感じたが?」 「ヴェストリの広場で、決闘をしている生徒がいるようです。何人かの教師が止めに入りましたが、ギャラリーの生徒たちが多すぎてにっちもさっちもいかないようで」 「まったく、貴族の坊ちゃま方は血気盛んなことじゃのう。で、誰が暴れておるんだね?」 「一人はギーシュ・ド・グラモン」 「相手は?」 今度はコルベールが問いかけた。ロングビルがちらりと視線を向ける。 美しい―――コルベールは素直にそう思った。 「相手はミス・ヴァリエールが召喚した使い魔です」 「なんとまあ」 オスマンとコルベールは顔を見合わせた。 噂をすればなんとやら、だ。 「教師たちは決闘を止めるため『眠りの鐘』の使用を求めております」 「たかが生徒の決闘騒ぎに秘宝を使えるか馬鹿モン。決着がつくまで放っときゃええ」 「しかしオールド・オスマン―――」 そこでロングビルは唇の端を持ち上げ、笑みの形を作ったが―――どう見てもそれは、苦笑い以外の何物でもなかった。 よく見ればロングビルの頬を汗が伝っている。これも、どう見ても、冷や汗じゃなかろうか? 「早く止めないと―――ギーシュ・ド・グラモンの命が危ういでしょう」 再び顔を見合わせるオスマンとコルベール。 「そんなに?」 オスマンが杖を振るうと壁にかけられた大きな鏡にヴェストリ広場の様子が映し出された。 オオオオオオオオオ―――!!!!! 歓声と悲鳴でヴェストリ広場はパニックに陥っていた。 ギャラリーの視線の先には、先程鉄塊を振り回してワルキューレを粉砕したガッツの姿がある。 「ひ…うわ……!」 ギーシュもその例に漏れずパニックになりながら再び薔薇を振るう。 次は三体のワルキューレが同時に現れた。 ワルキューレの突撃に一瞬遅れてガッツが反応する。 一体目のワルキューレのランスを楽々とかわし――― ――――ドゴォンッ!!!! 轟音と共に、再びワルキューレは二つに分かたれ、宙を舞った。 「シッ!!」 残りの二体がガッツに突撃するよりも早くドラゴン殺しは切り返され――― 今度は二体同時に吹き飛ばされた。 ―――戦場におけるゴーレムの有用性とは何だろうか? この問いに対する答えはいくつか挙げることが出来る―――が、相対する相手にとって最も脅威であるのは『死なないこと』である。 つまりは、人間にはありえないタフネス。 腕をもがれようが胸を貫かれようが、原型を留めている限りゴーレムは戦闘を継続することができる。 だがガッツのドラゴン殺しを前に、その長所は長所足りえなくなっていた。 ガッツのドラゴン殺しの前では人もゴーレムも等しく平等に、一撃で土に還っていく。 ルイズは目の前の光景に声を失っていた。 (ああ―――あいつ―――ホントに凄い剣士だったんだ) 目の前でギーシュを圧倒するガッツを何故か直視することが出来ず。 ルイズは決闘に背を向けて走り出した。 「あ、ルイズ!!」 パックが走り去るルイズに声をかけた時、すでに彼女の姿はギャラリーの中に埋もれて見えなくなっていた。 自室に戻ったルイズは再び魔法書に目を通し始めた。 先程、ドラゴン殺しを振ってみせたガッツを見て、思ったのだ。 彼はきっと―――どこかの世界で英雄になるべき男だったのだ。 それを自分の拙い召喚のせいでこちらの世界に引っ張り込んでしまったのだ。 だから一刻も早く、彼を戻してあげなくちゃ。 (ホントに私ってば……失敗するだけならまだしも、それで周りに迷惑ばかりかけちゃってる……これじゃゼロどころかマイナスだわ。マイナスのルイズだわ私) おかしいな。笑ってるのに涙がこぼれてくる。 いけない、魔法書が汚れちゃう。早く涙をぬぐわなきゃ。 「う、うぅ…ふえぇ~……!!」 けれども意思とは裏腹に、涙はとめどなくあふれ続けた。 ヴェストリ広場は驚愕に満ちていた。 ではガッツの戦いを見る者たちの中で最も驚いていたのは誰なのか? ギャラリーの生徒たち? ―――違う。 では先生か? ―――違う。 では、目の前でそれを見せつけられたギーシュ・ド・グラモン? それも―――違う。 はたまた遠見の鏡でこの決闘を様子見るオールド・オスマン、『炎蛇』のコルベール、『今は』ミス・ロングビル? もしくは、走り去ったルイズ? 否。今、この広場で最も信じ難くガッツの戦いを見るもの―――それは、 他でもない、ガッツ自身である。 (……これはッ!?) 最初の一撃、ギーシュのワルキューレを一刀で屠ったその時、違和感ははっきりと形を成した。 大剣が、軽すぎる。 ガッツは思わず顔に手をやった。 違う、『鎧』は発動していない。 左手。そう、左手だ。左手がなにかおかしい。 ぼんやりと、何か光が左手の義手の甲に浮き出ていた。 文字―――に見えなくもない。 脳裏にルイズの顔が浮かんだ。 (まさかこれが―――使い魔のルーンとやらか!?) 気づけば再び青銅の騎士が三体、迫ってきていた。 戦闘中に他のことに気をとられるなど愚の骨頂。 目の前にワルキューレのランスが迫る。多少かすることは覚悟したその一撃も―――気づけば無傷で潜り抜けていた。 二撃続けて振るい、ワルキューレ三体を六つの鉄くずに変える。 ギーシュというガキに目をやればその前に再び三体のワルキューレが現れていた。 (キリねえな……) とりあえずルーンのことは後回しだ。今はこれを片付ける。 こういった場合、とる手段はひとつだ。ゴーレムを操る術者を叩く。 実はギーシュが生成できるゴーレムは7体が限度であり、今居る三体を叩けばもうタネ切れなのだがそんなことガッツは知らない。 ガッツは初めて攻めに転じた。 ガッツが近づくとワルキューレはご丁寧に三体横に並んで突進してきた。 通常の相手ならば、三体のゴーレムによる同時攻撃、それは当然とるべき戦略である。 だが、ガッツを相手にそれをすることは愚策だった。 ドラゴン殺しが横になぎ払われる。 一体目の胴に食い込み、そのまま勢いは衰えず二体目へ。 剣が三体目に届いた時、すでに分かたれた一体目は大きく回転を始めていた。 鉄塊が振り切られ―――三体のワルキューレは宙を舞い、土に転がった。 たった一振りで、三体のワルキューレを粉砕したのだ。 ギーシュにとって、それは悪夢に等しかった。 ただの平民だと侮っていた。あんな剣、振れるはずがないと高をくくっていた。 結果がこれだ。 無残に転がる、彼を守るはずの勇壮な『戦乙女』。 無残に転がるその様を、彼は無様だとすら感じた。 カチカチカチ。 あごが揺れて歯がかみ合い音を立てている。 目の前には黒い男が迫っている。 ギーシュの目には右目だけが輝く黒い影が迫ってくるように見えた。 「あ…はう…う……!」 恐怖で舌が回らない。「参った」の一言が出てこない。 いや、たとえ「参った」と言ったとして、この男は止まってくれるのだろうか? すでにギャラリーはシンと静まり返っている。 黒い悪魔がギーシュの命を奪いにやってくる。 ギーシュは自分が涙を流しているのを自覚した。 すでに男は目の前に。ギーシュはその巨躯を見上げた。 男の額に、毬栗が刺さった。 「へ…?」 思わずギーシュの口から間抜けな声が漏れる。 男の頭上に、栗の妖精が現れていた。 「はいそこまで!! こんな子供にムキになっちゃいかんよチミィ? 大人げないったらありゃしない」 ガッツの頭上にむん、と腰をすえてパックは説教にかかった。 ガッツは額に刺さったままの栗を取る。実はけっこう痛かった。 「お前なあ……」 「ドロピーとかシールケとかに言っちゃうよ? せっかく築き上げた大人のイメージが木っ端微塵になっちゃうよ? 大体こんな見知らぬ土地で早々に敵増やしてどうすんのさ。元の世界に帰るためには友好的になっとくに越したことはないと思うよ?」 別にイメージなんかはどうでもいい。が、後半は一理ある。 「けっ…あいかわらず、てめえがいるとマジでやんのが馬鹿らしくなってくるぜ」 ガッツは微かにだが間違いなく笑った。そして目の前で固まったままのギーシュに向き直る。 「どうする? まだやるか?」 ギーシュはものすごい勢いでブルブルと首を振った。 「と、とんでもない。まいった。まいったよ……!」 ギーシュのその言葉をきっかけに再びギャラリーから歓声が起こった。 うるせ、と小さく口に出してガッツはその場を立ち去ろうとし―――思い出したようにギーシュの方に振り返った。 「お前、ミッドランドかクシャーンって国知らねえか?」 「い、いや、すまない。聞いたこともないよ」 「知ってるやつに心当たりは?」 「う、う~ん…この学院の学院長を務めているオールド・オスマンならもしかしたら知ってるかも…? あとは図書館で調べてみるって手もあると思うけど…」 「ありがとよ」 ガッツは今度こそ広場を去ろうと歩みだしたが―――再びその足が止まった。 目の前に二人の少女が立ちふさがっていたのである。 一人は燃えるような赤毛に褐色の肌、魅惑的なそのボディラインを隠そうともしていない。 一人は水面のような青髪に透き通るような白い肌、その体はまだまだ未成熟であるようだ。 ひどく対照的な二人だった。青髪の方は野外だというのに本を読んでいる。 「キュルケにタバサじゃないか。何の用だい?」 「ちょっとそちらのお兄さんにご挨拶に」 「付き添い」 赤毛の女がガッツに歩み寄ってくる。 香水の匂いが漂ってきた。 「こんにちはルイズの使い魔の…妖精を連れたお兄さん」 ずいぶんと親しげに話しかけてくる。 だがこれ以上面倒ごとはごめんだ。ガッツは無視して傍を通り過ぎた。 「あらずいぶんな態度じゃない。一応私はあなたの恩人にあたるんだけど?」 その言葉にガッツの足が止まる。 「どういう意味だ?」 「もしかしてルイズから聞いてないのかしら? まったくルイズったら礼儀も義理もゼロなのね。召喚の時に気絶したあなたをここまで運んだのは私なのよ」 「そりゃあすまなかったな。ありがとよ。で、用はそれだけか?」 「せっかちなのね。でもそこがまた素敵。今日はね、あなたに挨拶をしにきたの。どうやら私、あなたに燃え上がっちゃったみたいだから」 その言葉で察したのか、ギーシュはやれやれと首を振った。 ガッツはまだ理解出来ていないようだった。 「私はキュルケ。キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプトー」 長い。ガッツは覚える気すら起きなかった。 「二つ名は『微熱』。『微熱』のキュルケ。これからよろしくね…ええと…」 「ガッツだ」 「素敵な名前。よろしく、ガッツ」 そう言ってキュルケは右手を差し出した。 差し出されたものを拒否するもの何だし、ガッツはその手を握った。 「すごいわ…本当に頼りがいのありそうな手。ギーシュとの決闘は見させてもらったわ、ガッツ。体の方はもうすっかり大丈夫みたいね。ルイズのお財布もゼロになった甲斐はあったってことかしら?」 キュルケは自分のジョークがお気に召したのかくすくすと笑っている。 「ちょっと待て。金が無くなったってのはどういうことだ?」 「あなたは」 今度は青髪の少女が口を開いた。ただ、本から目は切っていない。 確か―――タバサといったか。 「召喚されたとき、立っていられたのが不思議なほどの重傷だった。それをルイズが水の秘薬を買って治療を施した」 「ちょっと待て、秘薬? 魔法で治したんじゃないのか?」 「魔法はそんなに万能じゃない。治療には秘薬が必要」 「秘薬ってのは―――」 「高価」 まいった―――どうやら自分は随分とルイズに対し借りを作ってしまっていたらしい。 ガッツはポリポリと頭を掻いた。 いつになく饒舌に喋るタバサにキュルケは驚いていた。 (この子が自分からこんなに喋るなんて―――なにかガッツに感じるものがあったのかしら?) そのやり取りを終え、ガッツはようやくヴェストリ広場を後にした。 ガッツは考える。 左手にルーンとやらが輝いたとき、おそらく、自分の身体能力は上がっていた。 もちろん、『鎧』を発動させたときほどの上昇はみられなかったが―――そう、『鎧』だ。 この力と『鎧』の力を併用したらどうなるのか? もし、この力を『あちらの世界』に持ち帰ることが出来たなら。 もしかすると―――『あいつ』に届くことが出来るかもしれない。 決闘の顛末を見届けたオスマンとコルベールは共にう~むと唸った。 「圧倒的じゃったなコルベール君」 「圧倒的でしたオールド・オスマン。それに…」 なおも続けようとしたコルベールを手で制し、オスマンはロングビルを見やった。 それだけでロングビルは雇い主の意図を汲み、頭を下げると退室した。 秘書の有能ぶりに満足しつつ、オスマンはコルベールに向き直る。 「君も気づいたかね? コルベール君」 「はい、彼の左手…黒い義手でありましたが、決闘の間、確かにルーンが輝いておりました」 「うむ、どうやらヴァリエール嬢はコントラクト・サーヴァントを無事成功させていたようじゃな」 「それに、あのルーンの形……」 「む?」 コルベールのメガネがきらりと光った。 「私の記憶に間違いがなければ……あれは伝説の『ガンダールヴ』のルーンですぞ!」 「やはり、そうではないかとは思っていたが……であるならばヴァリエール嬢は『虚無』の担い手であるという可能性もある」 「しかし彼女は魔法を使えません」 「『虚無』を扱う授業などやっとらんからな。まあ…あくまで可能性の話じゃ。この件は他言無用に頼むぞコルベール君」 「心得ております、オールド・オスマン」 退室しようとしたコルベールの背中に、オスマンはもう一度声をかけた。 「コルベール君。彼の首筋に刻まれた呪印の調査もよろしく頼むぞ」 コルベールは頷くと、ゆっくりとドアを閉め、退室した。 一人部屋に残されたオールド・オスマンは深く、椅子に腰掛け、その背もたれに身を預けた。 ―――あの呪印、どこかで見たことがあるような 何故だろう。あの使い魔の青年を見ていると脳のどこかがちりちりと焼けるような感覚がする。 鉄塊を振るう、烙印を刻まれた、黒い剣士。 何か――どこかで―――― 思案するも、答えは出ない。 「とにかく、退屈はしなさそうじゃの」 オスマンは満足げに呟くと、再び自身の髭をいじり始めた。 ガッツがルイズの部屋を訪れたのは日がとっぷりと暮れてからだった。 ガッツが再びルイズの部屋を訪れたのは決闘の後、半日に渡り思案した結果を伝えるためだった。 ルイズは眠っていた。 ベッドではなく、机に突っ伏している。 「また机で寝てる…無理しすぎだよまったく」 パックは心配そうに呟いた。ちなみにパックはガッツの腰につけられたバッグの中にいる。 ガッツはルイズに近づいた。ルイズはすやすやと寝息を立てて、こちらに気づく様子はない。 よく見れば目の周りが腫れぼったい。どうやら泣いていたようだ。 「…ごめんなさい……」 寝言だろうか、ルイズの口からそんな言葉が漏れた。 ガッツは肩にかけようとしていた手を止め、やれやれ…とため息をついた。 「ん…」 目をあける。どうやらまた机で寝てしまっていたようだ。 どれだけ不眠不休で魔法書を読み込もうとしても、どうしても睡魔に抗えない。 ルイズは思いについてこない自分の体を不甲斐なく感じた。 (でも寝るときはちゃんとベッドに入るようにしないと風邪ひいちゃうわ…) 起きて気づいたが今日はけっこう冷え込むようだ。 ぶるっと身震いしてルイズは肩にかけられた黒いマントを引き寄せた。 ―――黒いマント? はっとして自分の肩を見る。見覚えのあるマントがかけられていた。 黒く、大きなそのマントは―――そこでルイズはようやく気配を感じて振り返る。 初めてこの部屋で話したときのように、ガッツは壁に背を預けて立っていた。 「起きたならマントを返しな」 ガッツの言葉に慌ててルイズは肩にかけられていたマントを取るとガッツに差し出した。 ガッツは無言でそれを受け取り、身につけていく。 (起きるの……待っててくれたのかな……?) どうしたんだろう。ガッツが自分に優しくしてくれるなんて。 ガッツは自分を憎んでいるとばっかり思っていたのに。 正直、ちょっと嬉しかった、かも、しれない。 ―――なんて思っているとガッツがドラゴン殺しを構えていた。 「なによーーーーッ!!? なんなのよぉ!? 優しくしたり、突き落としたりぃ~~!!」 「落ち着け。俺の左手を見ろ」 「え?」 言われて剣を構えるガッツに近寄り、左手を見る。 初めて見たときと同じ、鉄の義手―――その甲に、ルーンが浮かび出ていた。 「これって…!?」 「剣を握ると出てくるみたいでな、これがお前の言っていた使い魔のルーンとやらか?」 「うん…多分、そうだと思う…けど……」 ルイズは複雑な気持ちだった。 コントラクト・サーヴァントが成功していたというのは素直に嬉しい。 でも、それでこれ幸いとガッツに使い魔の役を押し付けるような気はもう起こらなかった。 「もう一つ、このルーンが出てる間はどうやら体が軽くなるらしい。それも使い魔になった特典なのか?」 「う…ん…人間を使い魔にした例がないからよくわからないけど、使い魔に何か特殊な力が付与されるっていうのは、うん…あると思う」 ガッツはルイズの答えを聞くと剣を背中にしまった。 左手のルーンが輝きを失う。 「最後だ。主人が死ねば使い魔ってのは解約されちまうのか?」 この質問にはルイズも背筋が凍った。 もももも、もしかしてわたし、ころされる? ころされちゃうの? 「ま、まってまって! 確かにそうだけど!! もう少し待って! 私も頑張ってあなたが帰れる方法探すから、だから!!」 慌てふためくルイズをよそに、ガッツは今の答えを得て、腹を決めていた。 続くガッツの言葉はルイズのまったく予想外のものであった。 「いいぜ。帰るまでの間、お前の使い魔とやらをやってやる」 ガッツの言葉にルイズは完全に動きを止めた。 大きな瞳をくりんとさせてガッツを見つめる。 「ホント?」 「ああ」 「ホントにホント?」 「…ああ」 「ほんとにほんとにほんと?」 「……しつけえぞ」 なおも信じられず口をぽかんとあけるルイズにガッツはにやりと笑いかけた。 そして皮肉をたっぷりと込めて――― 「よろしく頼むぜ、『ご主人様』」 ―――そう言い放った。 こうしてガッツの、ハルケギニアでの使い魔生活が始まった。 当面の問題は――― 「俺はこの部屋でお前と一緒に住むのか?」 「え、あ、あのあの、そ、そうなるんだけど……」 (ガッツの眠るとこどうしよう!? 床―――なんて言えるわけないじゃない! じゃ、じゃあ、え、ベ、ベッド!? で、でもでもベッドは一つしかないし、え、じゃあ一緒に!? む、無理よ無理、無理無理無理!!) ガッツを相手に男を意識するなというのが無理な話だ。 ルイズの思考はガッツを置いてどんどんぶっ飛んでいった。 顔を真っ赤に火照らせて「で、でもしょうがないじゃない! それしかないんだもの!」とかなんとかぶつぶつ言ってるルイズを尻目にガッツはさっさと床に座り、壁に背を預けた。 「問題ないんならここで寝させてもらうぜ」 どっちみち夜は眠れない。ならばどこであろうと変わりはない。 ガッツは静かに目を閉じた。 一人取り残されたルイズは顔を赤く火照らせたままベッドに飛び込んだ。 (あ…ッ!?) そこでルイズはとんでもないことに気づく。 わたし、制服のままじゃないの。 着替え、どうしよう? ルイズはガッツが目を瞑って眠っているのを確認しながら(実際ガッツは眠っていないのだが)、出来るだけ音を立てぬようにコソコソとネグリジェに着替え始めた。 ルイズは着替えている最中も、何度も何度もガッツの様子を確認するのであった。 ちなみにパックはガッツのバッグの中でベッチィーを抱きしめてとっくに眠っていた。 ※ ベッチィー=「ベヘリット」 もそもそとルイズが動いているのを感じながら、ガッツは仲間たちの事に思いを馳せていた。 (すまねえシールケ、セルピコ、ファルネーゼ、イシドロ。しばらくの間、キャスカを頼んだぜ) ―――この力は必ず持ち帰る。 ガッツは自身の左手、鉄の義手の甲を見つめた。 ガッツに応えるように、ルーンが淡く輝いたような気がした。 ―――もうひとつ、ガッツには気になることがあった。 召喚される前、ガッツの世界は確かに夕方、日暮れ前の時間帯だった。 だが、召喚されたその時、この世界は真昼間だったように思える。 その違いが、少し気になった。 前ページ次ページベルセルク・ゼロ
https://w.atwiki.jp/gununu/pages/4039.html
ベルセルク〔べるせるく〕 作品名:デビルサマナー ソウルハッカーズ 作者名:[[]] 投稿日:2008年4月1日 画像情報:640×480px サイズ:134,163 byte ジャンル:[[]] キャラ情報 このぐぬコラについて コメント 名前 コメント 登録タグ 2008年4月1日 デビルサマナー ソウルハッカーズ 個別へ
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/8316.html
このページでは【Pokémon LEGENDS アルセウス】のキャラクター、 シャロン を解説する。 【ファイアーエムブレム ヒーローズ】のキャラクターは【シャロン(ファイアーエムブレム ヒーローズ)】?を参照。 プロフィール 作品別 関連キャラクター コメント プロフィール シャロン 他言語 種族 【人間】 性別 女 職業 呉服屋 所属 コトブキムラ 初登場 【Pokémon LEGENDS アルセウス】 コトブキムラで呉服屋を務める女性。 外見は【ポケットモンスター プラチナ】の【コクラン】をそのまま女性にしたような外見。 作品別 【Pokémon LEGENDS アルセウス】 呉服屋で服や眼鏡を売っている。 ポケモン関連のソフトのデータがある場合、特別な服をプレゼントする。 サブ任務でも複数回登場。上から順番に発生し、クリアする毎に呉服屋の商品が増える。 サブ任務24「ヒポポタスの♂と♀」では、【ヒポポタス】の♂♀両方を見せるように頼む。 サブ任務45「西と東のカラナクシ」では、【カラナクシ】のにしのすがた・ひがしのすがた両方を見せるように頼む。 サブ任務63「優雅な着こなしのミノマダム」では、どれでもいいので【ミノマダム】を見せるように頼む。 サブ任務70「まだみぬ彩りを求めて」では、「あかいかけら」「あおいかけら」「みどりのかけら」を1つずつ要求する。 関連キャラクター 【コクラン】 コメント 名前 全てのコメントを見る?